変わった誕生をした食べ物【前編】

世の中には、ちょっと変わった誕生の食べ物があります。

よく知られたところでは、ギャンブル好きのイギリス貴族のサンドウィッチ伯爵が考案したといわれるサンドイッチ。これは食事のためにギャンブルを休みたくなかったサンドウィッチ伯爵が作らせたという説があります

もっとも、パンにモノを挟んで食べることは、はるか以前から行われていたので別にサンドウィッチ伯爵が考案したというものではなく、サンドウィッチ伯爵が好んで食べたので、サンドイッチという名前の由来となったというのが本当のようですが。

と、いうことで、今回は外国でちょっと変わった誕生の仕方をした食べ物についてお話したいと思います。

●いじわるから生まれた?!ポテトチップス

いまやおやつの定番となったポテトチップスですが、この食べ物が生まれたのは、19世紀半ば、場所はニューヨーク州のリゾート地サラトガ・スプリングス。この地でシェフをしていたジョージ・クラム氏は、ちょっとムカムカしていました。わがままな客が、クラム氏が作ったフレンチポテトがぶ厚すぎて気に入らないというのです。

自慢の料理にケチをつけられたクラム氏。仕方なく薄く切って揚げたポテトフライを出しても、まだ気に入らないというのです。何度かやり直しをさせられたクラムシェフ。頭にきたと、フォークで刺せないくらい思いっきり薄くスライスしたジャガイモを揚げて出したところ、これが大評判となったのがポテトチップスのはじまりだそうです。

●ハンブルグにはなかったハンバーグステーキ

ドイツのハンブルグを英語読みするとハンバーグになるのをご存じでしょうか。このことから、ハンバーグステーキはドイツのハンブルグで生まれたステーキだと思っている人がたくさんいるようです。ところが、元々ハンブルグにハンバーグステーキなどという食べ物はなかったんです。じゃあ、どうやってハンバーグが生まれたかというと、19世紀末、ヨーロッパから200万人以上の人々がアメリカに移住しました。そのなかにはたくさんのハンブルグ出身のドイツ人がいたのですが、彼らが食べていたのがミンチを焼いて作ったステーキだったのです。

ミンチといえば聞こえはいいのですが、ようはクズ肉。移民というのはいつの時代でも貧しい人が多く、貧しいドイツ系の人たちがクズ肉にひと工夫して作ったものがやがてハンブルグステーキ、ハンバーグステーキと呼ばれるようになったのです。

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