人工甘味料について①

●甘味料にはどんなものがあるのでしょうか?

甘みは、私たちが感じる味覚のひとつで、おいしさの大切な要素です。甘味料の分類は様々ありますが、大きく分類すると、「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」の2種類に分けられます。糖質とは、炭水化物のうち、消化されにくい植物繊維を除いたものを指します。

「糖質系甘味料」は砂糖、蜂蜜、メープルシロップ、ブドウ糖、異性化糖、果糖、デンプン糖、糖アルコールなどに分けられます。「非糖質系甘味料」は、さらに「天然甘味料」と「人工甘味料」に分けられます。「天然甘味料」の代表例としてはステビアがあります。ステビアはパラグアイとブラジルの国境地帯に自生する多年草で、特に葉に強い甘みがあります。この乾燥させたステビアの葉から甘み成分を抽出します。砂糖の300倍の甘さを持つ天然甘味料です。世界市場は米国・中国がそれぞれ400t、韓国が300t、日本が200t、オーストラリアが100tとなっており、合計で1500tを超えるようになりました。

これに対して「人工甘味料」は、化学合成によって人工的に作られます。天然の甘味料に比べて数百倍の甘さがあり、低カロリーにすることができます。代表的な人工甘味料には、アスパルテーム、サッカリン、スクラロース、アセスルファムKなどがあります。人工甘味料は、砂糖の数百倍もの甘さがありますが、カロリーが低いのが特徴で、お菓子や飲料など様々な食品に使用されています。

●人工甘味料の主な種類について

・アスパルテーム

アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンが結合したアミノ酸系甘味料です。日本では1983年に食品添加物として認可され、年々使用数量が増え続けており、人工甘味料として最もよく使用されています。砂糖に似た甘さがあり、カロリーも砂糖と同じ4キロカロリー/gですが、甘味度は砂糖の200倍あるのでカロリーを低減することができます。そのため病者用食品の甘味料としても使用されていますが、安全性と危険性が議論されている甘味料ですよ。

フェニルケトン尿症の方は、アスパルテームを使用しないように注意が必要です。フェニルケトン尿症は、フェニルアラニン(必須アミノ酸)からチロシン(非必須アミノ酸)を作る際の酵素が欠損している遺伝病です。病気の治療としては、フェニルアラニンの量をコントロールする必要があるため、アスパルテームの使用を控えなくてはならないのです。

国内市場は2005年から年々増加しています。2015年は約500トンになります。世界市場は、25,000トンに成長しています。現在、世界の地域別需要内訳は、北米8000トン(32%)、アジア・東南アジア7000トン(28%)、欧州・アフリカ5,500トン(22%)、南米4,500トン(18%)です。

少し長くなってしまったので次回に続きます。

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