人工甘味料について②

今回は、前回に引き続き、人工甘味料のお話です。

●人工甘味料の主な種類について

・サッカリン

砂糖の約500倍の甘みがあるうえ低カロリーなので、糖尿病患者や肥満者が砂糖の代わりに使用するのに適しています。ただ、以前に弱い発がん性の疑いが浮上したこともあり、いったん使用が禁止された経緯があります。ただし、新たな実験で発がん性が否認されました。その後日本で認可されましたが、使用量が制限されているということもあり、アスパルテームやスクラロースと比較して、利用は多くありません。

サッカリンは水に溶けない性質があり、チューインガムや加工食品などに使用されています。国内市場は完熟していて、毎年90トンで前後しています。国内販売価格は2000円/kgで落ち着いています。輸入数量2015年は430トン程度です。

・スクラロース

スクラロースは、砂糖を原料として複数の工程を経て合成されており、砂糖の600倍もの甘さがあります。カロリーはゼロなうえ、水に溶けやすいのが特長です。また熱や酸に強い性質があるので、幅広い加工食品や飲料の甘味料として使われています。

国内市場は110トン市場です。1999年に食品添加物として指定を受けてから、5~6年で市場が急成長を遂げて100トン市場になりましたが、その後も微増しています。国内の延べ品目は17,000品目を突破しています。

・アセスルファムK

アセスルファムKは、砂糖の200倍の甘さを有していますが、カロリーゼロです。甘みが強く後味の甘味はあまりありません。高濃度で使用すると苦味があるので、アスパルテームや他の甘味料と一緒に使われることが多くあります。熱や酵素に対して安定性が高く水溶性が高く、発がん性も認められず、安全性が確認されています。 アセスファルムKの輸入数量は2015年478トン、国内市場も480トン前後で安定しています。

人工甘味料との付き合い方

人工甘味料は甘味度が高いため使用量が少なくても甘みを感じることができ、カロリーを抑えられることができます。ただし、食品に「カロリーゼロ」と記載されていても、必ずしも「カロリーが完全にゼロ」ではないことに留意しましょう。食品成分表示のルールで、食品100g(飲料100ml)あたりのエネルギーが5kcal未満の場合は「カロリーゼロ」と表示することができますよ。

カロリーゼロを謳った食品や飲料などは裏面表示を見て、どんな食品添加物・人工甘味料を使用しているのかを確認するくせをつけるのがいいのではないでしょうか。糖尿病の方などは、医師や管理栄養士に相談するなどして、上手に食生活に取り入れていきたいです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です