ランチルームの必要性②

まず、調理室のそばにランチルームが設置されていることが多くなっています。これは実際の調理を行っている現場を子供たちに見てもらうこと、栄養士や調理師の方と交流を持つ機会を作ることなどが目的です。学校に給食室を設置している自校方式を採用している学校はもちろんのこと、共同調理場方式や外部委託方式を採用している学校でも簡易的な調理設備を設置して調理を行う場面を見せることがあるようですよ。

また、教室で給食を食べる際も机を合わせることが多いですが、ランチルームでは多くの人と話ができるような席配置がなされています。円卓を利用して一席に座る人数を増やすといった工夫をしているランチルームも見られます。ランチルームでの給食に関しては普段交流がない他の学年同士が席に着く、あるいは親や近隣住民などを招待して一緒に食事を摂るといったイベントを開催することもあります。そのため、より多くの人と話すことができる環境を作っているのです。

席配置と同様に、イベントスペースや発表ができるスペースを確保しているランチルームも多く見られます。空き教室を改良したランチルームの場合は黒板などをそのまま残していることもあります。この場は先生方、栄養士や調理師の方、地域住民の方などが話をする場所として活用され、子供たちへの「食育」を行うために必要な場となっています。

このように、普段の教室とは異なる場所で給食を食べ、人と話をするあるいは話を聞くことは子供たちにとって特別な空間と時間を与えることになるのですね。

●広がる「食育」の活用

「食育」の目的が広がっていることは先に述べましたが、目的を実現するための取り組みも多様になってきています。

給食を普段一緒に食べることがない他のクラス、他の学年の子供たちと一緒に食べることはもちろん、同じ誕生月の子供だけを集めて給食を食べるイベントなどもあります。また、苦手な食材があり、給食時間内に食べきれない子供が集まって一緒に食べることで個別に指導を行いながら好き嫌いを減らしていくといった取り組みを行っている学校もあります。

このように、普段交流がない子供たち同士が集まることで食事の楽しさを感じてもらう、全体指導で把握しきれない個別事情を考慮した指導を行う取り組みがなされています。

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